お客様と商品を育て続けなければ、ビジネス(事業)は長続きすることができません。そしてお客様と商品を育て続けることで、あなた自身やスタッフも成長することができ、それがビジネスの基盤を強固なものにします。
お客様・商品を育成しなければいけない理由
- お客様はニーズ(解決したい問題や不満)を解決するために、あれこれ悩むから(放っておくと買わないから)
- 競合他社が進化するから
- あなたやスタッフも成長し続けなければいけないから
商品・サービスが売れる条件として、商品・サービスがお客様が感じているニーズの解決策になっている必要があります。ニーズの解決策として商品があるわけですが、そこにたどり着くまでに、いろいろな疑問や不安が頭をよぎります。この疑問・不安もニーズ(解決したいもの)です。ここでは、過程のニーズとしておきます。
一例をご紹介します。
ニーズ:子供がディズニーランドに連れてってと駄々をこねて困っている
解決策:ディズニーランドに連れて行く
過程のニーズ1:混んでいるのでは?
過程のニーズ2:財布のお金では足りないかも・・・
過程のニーズ3:近場のショッピングモールでごまかせないか?
過程のニーズ4:すんなり言うことを聞いては教育上良くないのではないか?
このケースでは、お子さんをディズニーランドに連れて行くのが解決策と考えられます。しかし、そこにたどり着くまでの過程のニーズが沸き上がってきます。この過程のニーズ1つ1つを解決していくのが、お客様育成のステップです。過程のニーズがすべて解決したときに、お客様はディズニーランドに行くという決断をするのです。
お客様はニーズ(解決したい問題や不満)を解決するために、あれこれ悩みます。その悩み(過程のニーズ)に対して、情報提供や体験を通して「行っても大丈夫!買っても大丈夫!」と思ってもらうのがお客様の育成なのです。
ちなみにこの解決策は、多くのケースで1つではありません。外食や映画、ショッピングモールなども解決策の1つとして考えられます。複数の解決策があるということは、それは競合しているということ。つまりライバルです。ライバルもどんどん進化して、あなたのお客様を奪おうと狙っています。
なので、商品・サービスも育てて進化させなければいけません。これを育てるカギは、過程のニーズにあります。
例えば
過程のニーズ1:混んでいるのでは?
⇒ 慢性的に混んでいるし、そのイメージが強いので混みにくい導線を考えてみては?
過程のニーズ2:財布のお金では足りないかも・・・
⇒ スマホで決済できるようにしてみては?
過程のニーズ3:近場のショッピングモールでごまかせないか?
⇒ お子様連れ特典など、親世代が行きたくなる仕掛けを考えてみては?
過程のニーズ4:すんなり言うことを聞いては教育上良くないのではないか?
⇒ 親への感謝や勉強頑張りたくなるアトラクションを作ってみては?
こんな感じで考えていけば、過程のニーズを解決してお客様育成をしつつ、商品・サービスも同時に育てて行くことができます。
そして、過程のニーズを解決してお客様と商品・サービスを育成していくことで、あなたとスタッフが成長していくことが出来ます。
なぜあなたとスタッフが成長しなければいけないのか?
それは、成長しなければ新しいアイディアを生んだり、実践したりすることが出来ないからです。成長しなければ解決できないニーズも数多くあります。あなたやスタッフが成長することで、今まで解決できなかったお客様のニーズも解決することが出来るようになります!
まとめ
お客様と商品・サービスを育て続けなければ、長く続くビジネス(事業)を作ることは出来ません。
お客様と商品・サービスを育て続けなければ、あなたとスタッフが成長しないので、長く続く基盤を作ることは出来ません。
お客様と商品・サービスを育て続けていくということは、お客様にとっても会社やあなた、スタッフにとって幸せの好循環を生みます。是非このコラムを参考にして、大きなニーズ・解決策・過程のニーズを書き出し、幸せの好循環を生み出す第一歩を踏み出してください。
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